活動概要

1995年ラグビーワールドカップで、南アフリカの地元優勝に大きく貢献した南アの英雄ユースト・ファン・デル・ヴェストハイゼンJoost Van der Westhuizen氏は2017年にALS(筋萎縮症側索硬化症)/MND(運動ニューロン疾患)で亡くなりました。彼が生前に始めた病気への理解と治療法研究開発の基金は、現役時代のポジション、スクラムハーフ(背番号9)と名前の頭文字「J」を取って「J9基金」と名付けられ、今も本人の意志を継ぎながら活動を続けています。

ALS/MNDにはまだ治療法がありません。ALS/MNDの患者さんたちは、ラグビー選手が筋肉を鍛える以上に厳しい「筋肉との闘い」の日々を送っています。期待されている分野が、iPS細胞です。チャレンジJ9は、ラグビーを愛することで知られるノーベル賞受賞者山中伸弥氏率いる京都大学iPS細胞研究所と、患者の方たちへのサポートのための寄付を募ります。

ALS/MNDへの理解を深める

患者たちを助ける

理解/支援の輪を広げる

ユースト・ファン・デル・ヴェストハイゼン

Joost van der Westhuizen

生年月日:1971年2月20日
出身地:南アフリカ共和国プレトリア
出身大学:プレトリア大学(経営学)
競技歴:ブルーブルズ(州代表、1993~2003)、ブルズ(スーパーラグビー、1996~2003)、南アフリカ代表(1993~2003)
ラグビーワールドカップ出場:1995、1999、2003 南アフリカ代表キャップ:89(キャプテンとして10キャップ、計38トライ)
現役時代の身長・体重:188㎝、88㎏


スクラムハーフとしては大きなサイズで、素早いパスワークだけではなく、ボールを持ってディフェンスを破る能力、力強いタックルに定評があり、1990年代最高のスクラムハーフとも呼ばれ、南アフリカラグビー界の英雄である。
1993年、22歳で南アフリカ代表デビュー(対アルゼンチン代表戦)。1995年、南アフリカで行われた第3回ラグビーワールドカップでは南アフリカ代表の主力として活躍。決勝戦では、ニュージーランド代表オールブラックスの怪物ウィング、ジョナ・ロムーを低いタックルで倒し、自らボールを持つと、密集サイドを果敢に攻めて初優勝に貢献した。ロムーは当時全盛期で、準決勝のイングランド代表戦ではタックルを何度も弾き飛ばしてトライをあげており、それを止めたユーストは世界のラグビー界に強烈な印象を残した。
抜群の運動能力はセブンズ(7人制ラグビー)にも適応し、1997年のセブンズ(7人制)ラグビーワールドカップで7人制南アフリカ代表キャプテン。1999年の第4回ラグビーワールドカップ(15人制)では南アフリカ代表キャプテン(最終順位は3位)を務めた。
2003年11月、インターナショナルレベルのラグビーから引退を表明。現役時代は、南アフリカのプレーヤーオブザイヤー賞を1993、1994、1995、1996、1998、1999と6回受賞した。2007年国際ラグビー殿堂入り。
2011年、運動ニューロン病を患っていることを公表。2017年2月6日、45歳で亡くなるまで、病気への理解と治療法研究開発のために活動した。スクラムハーフというポジションと、自身の名前の頭文字から「J9基金」と名付けた活動は、現在、南アフリカで患者支援センター「The Joost van der Westhuizen Centre for Neurodegeneration」として続いている。

http://joost.co.za/

メッセージ

京都大学iPS細胞研究所  山中伸弥所長・教授からのメッセージ

iPS細胞研究のためのチャリティープロジェクト「チャレンジJ9」を立ち上げてくださった皆様に、心から感謝申し上げます。iPS細胞研究所では、iPS細胞を用いた再生医療と薬の開発を目指し、約500名の職員が実用化までの長く険しい道のりを走り続けています。
現在、国から大きな資金をいただいていますが、その財源のほとんどが期限付きで、使途も限定されています。そのため、弊所の教職員9割が有期雇用という状況です。
ALSをはじめとした難病やケガで苦しむ患者さんに新しい医療をお届けするための研究活動には、皆様からのご支援が必要不可欠です。皆様から賜りましたご支援は、安定した研究環境整備のために大切に活用させていただきます。「チャレンジJ9」を通じて、あたたかいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

メンバー

チャレンジJ9の発起人を紹介します

坂田好弘

日本ラグビーフットボール協会副会長、関西ラグビーフットボール協会会長

1942年大阪府生まれ。京都府立洛北高校→同志社大学→近畿日本鉄道株式会社→大阪体育大学(ラグビー部監督)。同志社大学在学中に日本代表に選出され、俊足WTBとして活躍。近鉄でプレーしていた1968年、日本代表のニュージーランド遠征に参加し、オールブラックス・ジュニア(23歳以下ニュージーランド代表)を破った試合で4トライ。ニュージーランドラグビー年鑑の「プレイヤーズ・オブ・ザ・イヤー」の5名の一人となる。1969年、単身ニュージーランドに留学し、カンタベリー大学クラブに所属し、カンタベリー地区のトライ王になったほか、ニュージーランド学生代表、カンタベリー州代表など数々の代表チームに選ばれる。日本代表キャップ16。2012年まで36年間、大阪体育大学ラグビー部を指導。同年、日本人として初めてワールドラグビーのラグビー殿堂入りを果たした。世界のラグビーレジェンドの一人。著書に「心で見る」(ベースボール・マガジン社)がある。

廣瀬俊朗

東芝ブレイブルーパスバックスコーチ、元ラグビー日本代表主将、ラグビーワールドカップ2019™アンバサダー

1981年大阪府生まれ。5歳でラグビーを始め、大阪府立北野高校、慶応大学、東芝ブレイブルーパスでキャプテンを務める。ポジションはウィング、スタンドオフ。ラグビー日本代表キャップ28。2012−2013年は日本代表主将を務め、2015年ラグビーワールドカップイングランド大会メンバーとして、日本代表初の3勝に貢献する。現在、東芝ブレイブルーパスバックスコーチを務めつつ、ラグビーワールドカップ2019™アンバサダーとしてラグビー普及活動、社会貢献活動に取り組む。一般社団法人スポーツボランティア協会代表理事、一般社団法人キャプテン塾理事、特定非営利活動法人Doooooooo理事。著書に、「なんのために勝つのか。」(東洋館出版社)、「ラガーにゃん 猫でもわかるラグビー入門〔初級編〕」(光文社)では解説を担当。

村上晃一

ラグビージャーナリスト

1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校から大阪体育大学でラグビーのポジションは、センター、フルバック。87年ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務し、90~97年同誌編集長。98年からラグビージャーナリストとして、スポーツ専門局JSPORTSでラグビー解説を継続中。1999年から2015年の5回のラグビーワールドカップで現地コメンテーターを務めた。2016年にNHK「伝説の名勝負 不屈の闘志激突!85ラグビー日本選手権 新日鉄釜石×同志社」で松尾雄治氏と故・平尾誠二氏の対談進行役を担当したほか、ラグビーシンポジウム、トークイベントなど多数。著書に「ラグビー愛好日記トークライブ集」(ベースボール・マガジン社)、「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」(あかね書房)がある。

井手口直子

帝京平成大学薬学部教授、大学院薬学研究科教授、薬学博士、薬剤師

帝京大学薬学部薬学科卒。日本大学薬学部専任講師、帝京平成大学薬学部准教授を経て2013年より現職。専門はファーマシューティカルコミュニケーション。神経難病を支えるロボットスーツHALの研究班に6年在籍(患者の主観的QOLグループ)。日本ファーマシューティカルコミュニケーション学会常任理事、全国薬剤師在宅療養支援連絡会(J-HOP)副会長、日本在宅薬学会理事、日本地域薬局薬学会理事、日本オーソモレキュラー医学会理事、日本スーパーフード協会理事。編・著書に「基礎から学ぶ!行動科学 理論とその技法」(薬事日報社)、「ケースステディで学ぶ がん患者ロジカル・トータルサポート」(じほう)、「ファーマシューティアカルケアのための医療コミュニケーション」(南山堂)、「薬学生・薬剤師のためのヒューマニズム」(羊土社)など。

稲澤裕子

昭和女子大学特命教授、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会理事

読売新聞東京本社で社会部、生活部、経済部記者、ヨミウリ・オンライン編集担当、女性向けサイト「大手小町」編集長、調査研究本部主任研究員を経て、2018年4月から昭和女子大学特命教授。2013年6月、日本ラグビーフットボール協会の女性初の理事に就任、現在に至る。ヨミウリオンラインのRUGBY WORLD CUP 2019日本大会特集コーナーでコラム「稲沢裕子の読むラグビー&ときどき映画案内」を連載中。共著に「企業力を高める―女性の活躍推進と働き方改革」(経団連出版)、「昭和時代1980年代」(中央公論新社)ほか。


緒方庸介(協力)

ホームページ製作を担当。

イベント

チャレンジJ9の活動を広げるため、様々なイベントを企画しています。

「チャレンジJ9」設立記者会見

2019年2月7日

チャレンジJ9の活動を開始するにあたり、記者会見を実施いたします。

後日詳細掲載

お問い合わせ

チャレンジJ9に関するお問い合わせはこちらから
challengej9info@gmail.com